最近、グライダーの送信機設定を頼まれることが多くなった。
これは大変ありがたい。
色んな機体を、自分で作って飛ばすには限界がありますからね。
得にサーマル工房のスケール機体を頼まれることが増えました。
皆さん苦労している方が多いですね~。
で調整すると、ほとんどの場合、素晴らしい飛行になります。
現場での調整に無理があるものもありますが、ほぼ問題なくなりますよ。
と言う事で、私の基本的な設定から。
重心位置は、機体指定に合わせてください。
グライダーの場合は、ノーズヘビーの方が安定するとは限りませんので
出来るだけ正確に。
次に、迎角の確認です。
ノンスケールなら、1度ぐらい
スケール機なら1.5-2度ぐらいになってる事を確認します。
機体の形状によって、大きく異なりますけどね。
私の場合は、胴体に水平尾翼を基準にマスキングテープを貼って
主翼の前後縁の高さの差を測ります。
あとは、関数計算機で計算するだけです。
迎角が足りないと縦安定が悪くなります。
あり過ぎると機速が伸びません。
ここまでは、家でやっておいた方が楽ですね~。
次にエクスポネンシャルを入れてる人が多いので、とりあえず全部抜きます。
実機にエクスポないですよ~。笑
次にエルロンデファレンシャル。
エルロン舵角の上下差動ですね。
基本、下が上の半分ぐらいで良いと思います。
合ってるかどうかの確認方法はそのうちに説明しましょう。
次にエルロンラダーミキシング。
殆どの人は、全く入ってないか、多すぎる。
特に多いのが、ラダーの舵角MAX45度ぐらい取ってあって
エクスポ60%みたいなスポーツスタント機の様な設定。
これで、エルロンラダーミキシング70%。
これでは、落ちますよ。
グライダーの場合、推進力無いのでラダーは30度ぐらいの舵角が限界ですね。
それ以上はブレーキになってます。
エルロンラダーMIXは、エルロン打った時の回頭性ですので、効き初めの調整です。
エクスポが入ってると、肝心の効き初めにラダーが入らない。
実機グライダーに乗ったことがある人なら、旋回開始のラダーペダルの重要性判るでしょ。
ミキシング量は30%ぐらいから始めます。
そして、ブレーキ設定。エアブレーキやバタフライ時のエレベーターのミキシング設定です。
いつも文句言ってるフタバ送信機ですが、この部分だけは最高の機能がついてます。笑
ファインチューニングと言うのがあって、飛行中に送信機のレバーで調整できるんです。この機能を設定しておくだけで着陸時に機体を壊しにくくなりますよ。
これだけ設定すれば飛びますが最後にデュアルレート。
正直言って、私は無茶苦茶舵の効くのが好きなんです。
打った舵が反応するのが見えないと操縦できないと思ってるので。
でも、デュアルレートで舵角を3段階にしておけば
誰でも飛ばしやすくなるでしょう。
長くなりましたけど頑張って調整してみてください。
ところで、V国製やC国製の機体は、テスト飛行もしてない様なものも多いです。
単純な調整では飛行できないものもありますよ。
自身が無い場合は手を出さない方が良いですね。
下手に事故っても困るでしょ。