これは去年から、開発していた大型機用電源供給ユニットなんですよ。
去年のスケールグライダーミートで私が飛行させた翼長4.05mのFOX用に自作したものを量産したものです。
それだけの数のデジタルサーボを一気に操作すると、標準のニッカド4セル電源では無負荷でも電圧がドロップしてホールドに入ってしまいます。
電流を計ってみると3.4A近く流れています。
これに、フラップやスポイラーなど同時に負荷がかかると、瞬間的に7~8Aに達するのでは考えられます。
瞬間でも、それだけの電流を受信機の中を通しても良いのかどうか疑問ですよね。
そこで、負荷のかかるサーボだけを別に電源供給しようと考えたのがMPHの開発のきっかけです。
MPHは連続5A流せるスイッチング電源を2個搭載しています。
最大20秒は6A流せます。これが2系統あるんですよ。
これがマルチパワーの名前の由来です。
受信機に行かない方の電圧は5Vと6Vを選択する事が可能となっています。
これにより、3DヘリのようにCCPMサーボにのみ6Vを供給する事も可能になりました。
また、送信機で設定したミキシングには全く影響を与えないのも特徴です。
原因不明のホールドやノーコンによる墜落は電圧ドロップによるものが多いんですよ。
ほら、経験した人そこに居るでしょ。
電源による、トラブルはこれ1つで解消しますよ。