Golden Age

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昨日は、何年かぶりにKMAゴールデンエイジミーティングに行った。

宇治の関西模型飛行場は、

先週の台風18号の影響で完全に水没していたのですが、

思ったほど泥ものっていなくって無事開催。

 

今では、老人会の集まりのようになっている、

このゴールデンエイジと言うイベントは、

今から、20年ほど前にまだ30歳だった私と友人で立ち上げたイベントで

1970年までの機体を持ち寄って集まろうと言うものです。

無線機がエスケープからリードになって、そして

プロポーショナルになった時代の機体たちなんですが

本当に素晴らしい機体ばかり。

無線機が今のように信頼できるものでないので

機体に安定性や操縦性を持たせてあります。

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私は、97年に製作した64年モデルのエド・カズマスキー氏設計のトーラスで参加です。

元々、リード式の無線機に合わせて設計してあり

きっちり製作されていれば、プロポじゃなくても綺麗な宙返りやロールが可能なんですよ。

本当に飛行性能の良さに感心させられてしまいます。

 

当時のOK模型オリジナル図面から製作して

ドープの刷毛塗り仕上げ。

70回ぐらいは塗ってあるので刷毛目も見えない素晴らしい出来です。

いまだに狂いもなく、ピシッとした状態を保ってます。

エンジンは、第一ロットのOS FS52S。

ペラは竹内の木製、11-1/4x7

タイヤはMGのローバウンス

スイッチはスライドなんですが、トグルスイッチを改造して連結してあります。

コントロールホーンも当時の物を探し出して使用しています。

プッシュロッドも糸を巻いて製作。

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こだわりまくった機体です。

OSのアヒルのステッカーは70年ごろのオリジナルですよ。

雑誌RCAWの初めの頃に「サウンドオブクラッシックス」で紹介されています。

 

この機体はレプリカですが、当時の本物を見た人のアドバイスにより

かなり正確に出来ています。

色もコレがほぼオリジナルに近いと思います。

ノーズ周りの整形や、垂直尾翼の根元の整形。

キャノピーは、オリジナルから型を起こし直しています。

もっと細いとか、大きいとか思ってる方は間違いですよ。

この後、トーラスも後退翼になったプロポバージョンが有りますが

それは、カラースキームもちょっと変わっていました。

どうしても本物をみたい方は、アメリカのインディアナ州マンシーにある

AMAヘッドクオーター内のミュージアムに展示してあります。

本人が飛ばしていた機体は3機現存するはずで

後の2機はニューヨークのコレクターが持っているはずなんですよ。

年寄りの仲間入りやね。長過ぎる。

 

昔の燃料を持ってきてエンジンをかけると本当に懐かしいにおいがします。

このように、昔を懐かしみながら出来るイベントも悪くないですよ。

一度参加してみてはどうですか?

 

PS

ここで、OK模型wikiその3

OK模型では、トーラスのキットを製造販売していたのですが

もちろんその当時、著作権なんて言う考え方は有りません。

アメリカから何かの理由で渡って来た図面をもとに

コピーを作って製造していたんですね。

そこへ、カズマスキー氏が来日する訳です。

友人の沖氏が彼を連れて来社する訳ですが、文句を言う訳でもなく

良く出来ていると褒めてもらったらしい。

そこでロイヤリティーの話になるのですが、

カズマスキー氏は、ニコンのFをくれと言ったそうです。

もちろんすぐに一緒にカメラ店に行き手渡したそうです。

カズマスキー氏はその後、プロのカメラマンに転身したんですよ。

ナショナルジオグラフィーなんかに彼の写真が載っていたそうです。

4年ほど前に、遺族が写真と一緒に機体もeBayに出したんですよ。

wikiでした。

 

 

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