PILOTシークアーサーを組み立てる 8

組立は昨日完了したので、

今日は、リポバッテリーの充電、

プロポの設定、ESCの設定です。

 

タマゾーリポ専用充電器
タマゾーリポバッテリー3S1P360RE

 

タマゾーリポ専用充電器を使用すれば簡単です。

充電器を親電源のDC12Vにつなぎます。

P1050358

使用するリポバッテリーは3S1P360mAhですので、

充電電流は1Cの0.36Aなんですが、

この充電器にはないので設定を、0.5Aに設定します。

最近のリポバッテリーは2C充電までは問題ありません。

P1050359

バッテリーを3セルのポートに刺すだけで自動で充電が開始されます。

この充電器は、1セルごとにパラレル充電していますので

満充電時にバランスされた各セル4.2Vになります。

充電が完了するとLEDが赤から青に変わります。

新品のバッテリーや、劣化の無い状態の良いバッテリーの場合

全てのセルがほぼ同時に充電完了します。

バッテリーの劣化が進むと、内部抵抗の多いセルほど

早く満充電電圧に上がり充電が完了した状態になります。

この様に、ばらつきが出てきたバッテリーは性能が低下しており

膨れてくると思われます。

使用し続けると発火など危険ですので

塩水につけるなどして完全放電してから

燃えないゴミとして処分しましょう。

また、満充電のまま長時間放置するとリポバッテリーは劣化します。

充電後、すぐに使用する事が望ましいですが、

前日などに充電しておきたい場合には、

満充電の後、10~15秒モーターにつないで回しておけば

バッテリーの負担が減り、寿命は延びますよ。

また、数日以上使わない場合には、1セルあたり3.8V~3.9Vの状態で

室温保管するのが、ベストです。

 

それでは、充電できたリポバッテリーを使って送信機の設定をしましょう。

まずは、送信機の取扱説明書19ページから。

送信機の電源をONにします。

この送信機特有の設定なんですが

送信機の右スティックが一番下にないと

警告音と共にワーニングが出て、電波は出ません。

この送信機では、このワーニングを解除できないので、

そんなもんだと思ってください。

P1050369

初期設定のホーム画面はこんな感じ。

モデル01でモデル名「シークアーサー」は入れてあります。

 

次はモデルタイプの選択でグライダーに設定します。

右にある2つのボタンの+を長押しするとメニュー画面に入れます。

P1050335

右のジョグキーで反転文字を「Mタイプ」に移動して、

ジョグキーを押します。

P1050336

何故かこの画面は英語表記???ですが、

TYPEの所で+キーを押して「GLIDER」にします。

WINGは1AILのまま、TAILもNORMALのままでOKですので

左側のENDボタンを押してメニュー画面に戻ります。

 

次に舵の方向を合わせます。

ESCのセーフティースイッチがOFFであることを確認して

ESCにリポバッテリーを接続します。

この状態で、サーボは動くはずです。

右スティックを右に倒すと機体を後ろから見てラダーが

右に動くようにする必要があります。

送信機の説明書では、右スティックで

エルロンのコントロールをするようになっていますが

エルロンの無い機体では、メインのコントロールである

ラダーを右スティックでコントロールします。

この方法で操縦を覚えれば、

エルロン機になっても問題なく操縦できるからです。

左スティックを下に下げるとエレベーターが上に動くようにします。

これは実機から来ていて、操縦桿を引くと上昇するからです。

この記事の通りにシークアーサーを製作してあれば、

今の状態では、ラダーが逆に動いているはずです。

舵の方向を反転する必要があります。

P1050370

メニュー画面からリバースを選びます。

P1050342

ジョグキーでAILを選びます。

ジョグキーで上にスイッチして、ジョグキーを押します。

これでラダーは正常に動くようになりました。

 

次に各舵のニュートラルを合わせます。

P1050352

メニュー画面で「サブトリム」を選択します。

P1050365

ジョグキーで「1:AIL」に移動し+キーまたは−キー を押して

ラダーが完全にニュートラル(曲がっていない状態)に設定します。

その後、「2:ELE」に移動し、

同様にエレベーターが完全にニュートラルに設定します。

この画面の数字は、分かりやすいように大きな数字が入っています。

この通りには、なりません。

 

次に、シークアーサーの組立説明書に書いてある舵角になるように設定します。

P1050354

メニュー画面の「Eポイント」を選びます。

P1050360

この機体では、チャンネル1がラダーでチャンネル2がエレベーターです。

ラダーの片側のみ、28mmまで動きませんでしたので、140まで増やしました。

エレベーターは、上下ともに8mmの舵角にするには、75と90の設定になりました。

この数字は、サーボやリンケージによって変わりますので、

舵の動きを確認しながら設定してください。

 

以上の設定でも飛行は可能ですが、より飛ばしやすくするために

各舵のデュアルレートを設定しておきましょう。

OK模型の機体の組立説明書で指定してある舵角は

初心者には、大きすぎる傾向があります。

デュアルレートを設定しておき、

舵角が簡単に変えれるにしておけば良いでしょう。

メニュー画面で3ページ目に移動すると

P1050371

「DR EXP」が現れますので、これを選択。

P1050344

今まで同様にチャンネル1がラダーです。

まず、一番下のSWに行き、右上のスイッチ「SwB」を選択。

スイッチを真ん中にして、D/Rの数字をボタンで減らします。

下の段に行くには、右スティックを右に動かせば下の段の数値が反転します。

今回は、左右共に85%にしました。

スイッチを一番下まで下げ、同様に左右70%の設定も入れておきましょう。

P1050345

チャンネル2はエレベーターです。

スイッチは「SwA」を選択しました。その他の設定は、ラダーと同じです。

この画面でエクスポネンシャルの設定も可能ですが、

私の好み的にグライダーにはエクスポ入れません。

入れたい場合は、「EXP」に、マイナスの数値を入力すれば

ニュートラル付近の舵が鈍感になります。

入れすぎると、打った舵の反応が鈍くなりすぎて、

操縦感覚がつかみにくいと思います。

どうしても入れたい場合には、−20ぐらいの設定ではじめましょう。

 

明日に続きます。

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です