組立は昨日完了したので、
今日は、リポバッテリーの充電、
プロポの設定、ESCの設定です。
・タマゾーリポ専用充電器
・タマゾーリポバッテリー3S1P360RE
タマゾーリポ専用充電器を使用すれば簡単です。
充電器を親電源のDC12Vにつなぎます。
使用するリポバッテリーは3S1P360mAhですので、
充電電流は1Cの0.36Aなんですが、
この充電器にはないので設定を、0.5Aに設定します。
最近のリポバッテリーは2C充電までは問題ありません。
バッテリーを3セルのポートに刺すだけで自動で充電が開始されます。
この充電器は、1セルごとにパラレル充電していますので
満充電時にバランスされた各セル4.2Vになります。
充電が完了するとLEDが赤から青に変わります。
新品のバッテリーや、劣化の無い状態の良いバッテリーの場合
全てのセルがほぼ同時に充電完了します。
バッテリーの劣化が進むと、内部抵抗の多いセルほど
早く満充電電圧に上がり充電が完了した状態になります。
この様に、ばらつきが出てきたバッテリーは性能が低下しており
膨れてくると思われます。
使用し続けると発火など危険ですので
塩水につけるなどして完全放電してから
燃えないゴミとして処分しましょう。
また、満充電のまま長時間放置するとリポバッテリーは劣化します。
充電後、すぐに使用する事が望ましいですが、
前日などに充電しておきたい場合には、
満充電の後、10~15秒モーターにつないで回しておけば
バッテリーの負担が減り、寿命は延びますよ。
また、数日以上使わない場合には、1セルあたり3.8V~3.9Vの状態で
室温保管するのが、ベストです。
それでは、充電できたリポバッテリーを使って送信機の設定をしましょう。
まずは、送信機の取扱説明書19ページから。
送信機の電源をONにします。
この送信機特有の設定なんですが
送信機の右スティックが一番下にないと
警告音と共にワーニングが出て、電波は出ません。
この送信機では、このワーニングを解除できないので、
そんなもんだと思ってください。
初期設定のホーム画面はこんな感じ。
モデル01でモデル名「シークアーサー」は入れてあります。
次はモデルタイプの選択でグライダーに設定します。
右にある2つのボタンの+を長押しするとメニュー画面に入れます。
右のジョグキーで反転文字を「Mタイプ」に移動して、
ジョグキーを押します。
何故かこの画面は英語表記???ですが、
TYPEの所で+キーを押して「GLIDER」にします。
WINGは1AILのまま、TAILもNORMALのままでOKですので
左側のENDボタンを押してメニュー画面に戻ります。
次に舵の方向を合わせます。
ESCのセーフティースイッチがOFFであることを確認して
ESCにリポバッテリーを接続します。
この状態で、サーボは動くはずです。
右スティックを右に倒すと機体を後ろから見てラダーが
右に動くようにする必要があります。
送信機の説明書では、右スティックで
エルロンのコントロールをするようになっていますが
エルロンの無い機体では、メインのコントロールである
ラダーを右スティックでコントロールします。
この方法で操縦を覚えれば、
エルロン機になっても問題なく操縦できるからです。
左スティックを下に下げるとエレベーターが上に動くようにします。
これは実機から来ていて、操縦桿を引くと上昇するからです。
この記事の通りにシークアーサーを製作してあれば、
今の状態では、ラダーが逆に動いているはずです。
舵の方向を反転する必要があります。
メニュー画面からリバースを選びます。
ジョグキーでAILを選びます。
ジョグキーで上にスイッチして、ジョグキーを押します。
これでラダーは正常に動くようになりました。
次に各舵のニュートラルを合わせます。
メニュー画面で「サブトリム」を選択します。
ジョグキーで「1:AIL」に移動し+キーまたは−キー を押して
ラダーが完全にニュートラル(曲がっていない状態)に設定します。
その後、「2:ELE」に移動し、
同様にエレベーターが完全にニュートラルに設定します。
この画面の数字は、分かりやすいように大きな数字が入っています。
この通りには、なりません。
次に、シークアーサーの組立説明書に書いてある舵角になるように設定します。
メニュー画面の「Eポイント」を選びます。
この機体では、チャンネル1がラダーでチャンネル2がエレベーターです。
ラダーの片側のみ、28mmまで動きませんでしたので、140まで増やしました。
エレベーターは、上下ともに8mmの舵角にするには、75と90の設定になりました。
この数字は、サーボやリンケージによって変わりますので、
舵の動きを確認しながら設定してください。
以上の設定でも飛行は可能ですが、より飛ばしやすくするために
各舵のデュアルレートを設定しておきましょう。
OK模型の機体の組立説明書で指定してある舵角は
初心者には、大きすぎる傾向があります。
デュアルレートを設定しておき、
舵角が簡単に変えれるにしておけば良いでしょう。
メニュー画面で3ページ目に移動すると
「DR EXP」が現れますので、これを選択。
今まで同様にチャンネル1がラダーです。
まず、一番下のSWに行き、右上のスイッチ「SwB」を選択。
スイッチを真ん中にして、D/Rの数字を―ボタンで減らします。
下の段に行くには、右スティックを右に動かせば下の段の数値が反転します。
今回は、左右共に85%にしました。
スイッチを一番下まで下げ、同様に左右70%の設定も入れておきましょう。
チャンネル2はエレベーターです。
スイッチは「SwA」を選択しました。その他の設定は、ラダーと同じです。
この画面でエクスポネンシャルの設定も可能ですが、
私の好み的にグライダーにはエクスポ入れません。
入れたい場合は、「EXP」に、マイナスの数値を入力すれば
ニュートラル付近の舵が鈍感になります。
入れすぎると、打った舵の反応が鈍くなりすぎて、
操縦感覚がつかみにくいと思います。
どうしても入れたい場合には、−20ぐらいの設定ではじめましょう。
明日に続きます。