ピラタスポーターで有名なスイスのピラタス社の作る機体は、PC••と言う名前がついています。
ピラタスB4の名前で有名な曲技グライダーは、「PC11」と言うのが正式名なんですよ。
で、以前にも書いた春の新製品。翼長3mのピラタスB4。
テスト飛行は、中国で終わってるのですが、
リンケージ関係や、最終の完成度、スケールディーテールなんかの詰めは、日本で行います。
うちで販売している機体は多くを中国で生産しています。
が、企画から開発、テスト、パッケージング、ディーテール、組み立て説明書など
生産以外は全て日本です。
テスト飛行は、スケールディーテールの無い素の状態で、私が中国で行っています。
翼型のチェック、上反角や迎角。スケール機の場合は尾翼面積の変更やテーパー比の変更。
スケール感を崩さないようにモディファイするのもポイントです。
主翼や動翼の剛性。胴体剛性なんかも重要ですね。
これだけのテストを中国で集中的に行います。今回は2ヶ月程かかってます。
尾翼が3枚目、主翼も2枚目です。
日本では、最終製品に一番近い状態でのテスト飛行だけです。
日本に来てから、気づく変更点もけっこう有るんですけどね。
昨日、雪の中、テスト飛行に行ってきました。
今回は、今までスケールグライダーの経験をふまえて、モディファイしてあります。
首尾翼の翼型は、実機からかなり離れています。
テーパー比も違います。
アスペクト比は、変えるとスケール感が無くなるので変えていません。
リンケージパーツは、強度と剛性、精度の有る金属製を使用。
胴体強度と剛性のアップ。
フルフィギュアのパイロット人形も標準装備としました。
もちろん、ELFスポイラーと新開発のELFグライダーリトラクトが付きます。
これから、最終のコスト計算して価格が決まります。
正式発表まで、もうちょっとお待ちください。